パリ五輪
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パリの聖火リレーが忘れている“本当の意義” 歴史、景観、伝統を発信することだけが目的ではない
パリ五輪の聖火リレーは始まっている。 伝統にのっとり、4月16日にギリシャはオリンピアでの採火式の後、ギリシャ国内をリレーし、26日にアテネの象徴パナシナイコスタジアムでパリ五輪組織委への引き渡し式が行われた。 翌日...
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バドミントン混合ダブルス「ワタヒガペア」金メダル獲得に必要なミリ単位のリターン
バドミントン混合ダブルスのパリ五輪代表の渡辺勇大(27)、東野有紗(27)が10日、都内で行われた所属先ビプロジーでの練習を公開。渡辺は練習の冒頭、ペアを組む東野とは別メニューでリターンの練習を繰り返すなど、7月下旬に開幕する五輪本...
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大岩ジャパンOA枠の行方…アジア杯Vの立役者FW山田楓喜とGK小久保はパリ五輪に出場できるのか
カタールで開催されたU23アジア杯の準決勝でイラクを下したU23日本代表は、8大会連続の五輪出場権を獲得した。ウズベキスタンとの決勝では互いに譲らず、0-0で突入した後半アディショナルタイムの45+1分にMF藤田譲瑠チマ(シントトロ...
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「100年ぶりパリ開催」の意義をIOCはどう考えるか アインシュタインとフロイトが導き出した戦争終焉の解
今から92年前に国際連盟が希代の物理学者アインシュタインに、「あなた自身が相手を選び、最も大切な問いについて手紙を書いて欲しい」と依頼した。彼は心理学者フロイトを選び、「人間を戦争のくびきから解き放つことはできるか?」を問うた。20...
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女子ラグビー原わか花 チャレンジ精神の原点は少女時代のドブ遊び 「五輪は出場しただけで満足するつもりはない」
所属先の東京山九フェニックスで「新幹線わかば号」というキャッチコピーが付けられているように、原の持ち味はスピードだ。練習や試合でGPS装置を装着して様々な測定を行う中で、スプリントの瞬間最速は31.9キロをマークする。 「私...
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女子ラグビー原わか花「五輪を目指すのは想像以上に過酷」…一度は折れた心を再起させた妹の涙
2022年のW杯後、原は引退を考えたという。 東京五輪の1年延期に伴い、パリ五輪に向けた準備はすぐに始めなくてはいけない。女子ラグビーのワールドシリーズは目前に迫っていた。 「五輪を目指すということは想像以上に過酷です...
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女子ラグビー原わか花の人生を変えた留学経験 体型を変えたフィッシュ&チップス
「楽園のような環境だった」というニュージーランドの留学を終え、高校2年の秋に帰国した原は、厳しい現実に直面した。 「めちゃくちゃ太っていたんです……。現地の揚げ物『フィッシュ&チップス』が大好きすぎて練習前後や寝る前、暇さえあれ...
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女子ラグビー原わか花「反対されるかも…」親戚一丸で祖父に隠した高校からのラグビー挑戦
ラグビーに挑戦するため、生まれ故郷の新潟を離れ、島根にある石見智翠館へ入学した。 ただし、「反対されるかもしれない」という理由で父方の祖父には内緒にしていたという。 「親戚の方たちも協力してくれました。例えば、2年にな...
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女子ラグビー原わか花 テレビ中継を目にして「コレだ!」 すぐさま強豪校に資料請求、競技人生の幕が開いた
祖父母の家のこたつでミカンをつまみながら眺めていたスポーツ中継が人生を変えた。中学2年の冬だった。 新潟県新潟市で3人姉妹の長女として誕生。市立荻川小時代にダンスと陸上、市立新津第二中に上がるとバレーボールに打ち込んだ。もと...
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U23アジア杯優勝に導いた大岩剛監督の「ポスト森保」はパリ五輪でのメダル次第
日本時間4日午前0時半にキックオフした、U23アジア杯決勝戦。日本はウズベキスタンを1-0で下し、2016年大会以来2度目の優勝を果たした。 7月26日に開幕するパリ五輪のアジア最終予選を兼ねた今大会。4月30日の準決勝で難...
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世界陸連会長ブチ上げ「金メダリストにボーナス」は五輪を単なる賞金大会へと変える大暴挙
4月初旬、世界陸連の会長セバスチャン・コーが驚くべき発表をした。「パリ五輪で金メダリストにボーナスを支給する」と言うのだ。 さらに驚いたのは、このニュースについて日本のメディアがほとんどスルー状態であったことである。 ...
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冨安、板倉は内諾か…大岩ジャパンのパリ五輪メダルを左右する最大3人オーバーエイジ枠の行方
29日に大岩剛監督率いるU23(23歳以下)日本代表が五輪アジア最終予選を兼ねたアジア杯の準決勝で難敵イラクを破り、8大会連続となる2024年パリ五輪出場を決めた。 そこで24歳以上の特別枠「オーバーエージ(OA)枠」(最大...
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U23がイラク撃破で8大会連続五輪出場決定! 攻守に見違えた大岩ジャパンに何があったのか
U23日本代表が中東の難敵・イラクに2-0で快勝し、8大会連続の五輪出場を決めた。 日本時間30日午前2時半にキックオフした、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23アジア杯の準決勝。日本は前半28分にエースFW細谷真大(22=...
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U-23日本代表がカタール撃破!パリ五輪に望みつなぐも露呈した致命的問題
サッカーUー23日本代表が、1996年のアトランタ大会から続く8大会連続の五輪出場に望みをつなげた。 25日午後11時にキックオフした、パリ五輪の予選を兼ねたアジア杯の準々決勝。負けたらパリへの道が閉ざされる大一番で、開催国...
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U-23大岩監督への緊急提言「荒木と松木のFC東京コンビに命運託せ」 パリ五輪懸け今夜カタール戦
パリ五輪の予選を兼ねたアジア杯U-23カタール大会のグループリーグ(GL)3戦目に日本代表が対戦した韓国は、正CB2人をケガと出場停止で欠き、いつもの「4DF」ではなく、付け焼き刃の「3DF」を採用した。そんな韓国を相手に試合は日本...
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パリ五輪陸上金メダルには賞金5万ドル アマチュアリズムの建前も捨て去り存在意義も完全消滅
オリンピックの歴史的役割もいよいよ終わる、ということか。世界陸連(WA)が10日、今夏のパリ五輪で陸上の金メダリストに賞金5万ドル(約750万円)を贈ると発表した。全48種目の総額は240万ドル(約3億6000万円)。原資はIOCか...
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パリ五輪最終予選でまだまだ続く大岩監督の憂鬱…絶不調エース細谷真大は中国戦でも無得点
7月開幕のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23(23歳以下)アジア杯がカタール・ドーハで開幕し、8大会連続の五輪出場を目指す大岩剛監督率いる日本代表は昨16日、1次リーグB組初戦で中国と対戦。前半17分に退場者を出しながら10人で守...
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U-23日本代表のパリ五輪最終予選に「3つの不安材料」…六川亨氏がシビアに検証
男子サッカーの決戦が近づいている。7月26日に開幕するパリ五輪の最終予選を兼ねたU-23(23歳以下)アジア杯カタール大会が、いよいよ15日からスタート。カタール入りした大岩剛監督率いるU-23日本代表は、現地時間11日にU-23イ...
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体操・杉原愛子「ブランクを経てレベルアップした姿を見せたい」 全日本選手権は明日開幕
杉原が目指す3度目の大舞台、パリ五輪は特別な位置づけにある。 初めてのリオ五輪は憧れの場として挑戦の意味合いが強かった。2度目の東京五輪は選手生命を懸けた手術を乗り越えた上で、自国開催。集大成を見せ、恩返しの場にするつもりで...
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体操・杉原愛子が開発 性被害対策と実用性を兼ねた「新型ユニホーム」で業界に新風吹き込む
東京五輪を終え、やはり、大勢の観客の前で演技をしてから競技生活に一区切りをつけたい。そう決意して臨んだ2022年6月の全日本種目別選手権(ゆか)に出場し、銀メダルで有終の美を飾った。 「選手活動に未練はありませんでした。翌春に...
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体操・杉原愛子「実は、東京五輪で引退するつもりだったんです」
2020年夏に予定されていた東京五輪は土壇場の3月下旬に急遽、翌夏への延期が決定した。 競技によっては五輪切符を手にしていた選手もいれば、間近に迫った代表選考に臨もうとピークを合わせていた選手もいた。当事者たちの胸中は筆舌に...
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体操・杉原愛子は2大会連続五輪出場も「私はセンスや才能がある方じゃない」の真意
大阪府東大阪市で兄と姉に次ぐ末っ子として育った。4歳から地元のスポーツクラブで体操を始めたのは、先に習っていた姉の影響だ。当時のことに話が及ぶと、杉原は苦笑混じりにこう話す。 「先生が中国人の方で、毎回柔軟に1時間くらい費やし...
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「私が一番ビックリ」体操・杉原愛子が突然の現役復帰、パリ五輪出場を掲げた理由
15歳で日本代表入りしてから体操界を牽引してきた。 リオ五輪、東京五輪と2大会連続出場を経て、2022年6月の全日本選手権をもって競技生活に「一区切り」。体操競技の普及を掲げて株式会社TRyASを起業し、指導者としても活動し...
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パリ五輪マラソン勝負のカギは…タフな高低差より「人が死ぬほどの暑さ」対策にあり
「東京五輪は苦しい思いというか環境面でも苦しい部分があったが、パリではこれ以上の苦しみはないと思うので、自分らしくしっかり走りたい」 パリ五輪女子マラソン日本代表に内定した前田穂南(27)が12日、会見で意気込みを語った。 ...
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山下美夢有は今季もスロースターターで大丈夫? パリ五輪代表争いライバル古江彩佳は絶好調
【明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフ】最終日 明治安田レディス最終日。今季の大きな目標は「パリ五輪代表」という山下美夢有(22)は通算3アンダー15位タイだった。前週の開幕戦は19位。ここまで優勝争いに絡んでいないが、5勝...
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パリ五輪は女子マラソンの花舞台 観光ツアーのようなレースで活躍すれば日本女子の流れは変わる
マラソンのオリンピック代表選考が最終段階に入った。 昨年秋のMGCで男女各2人が決まり、残る各1人を決めるファイナルチャレンジは、3日の東京マラソンで男子がMGC3位の大迫傑に内定、女子1人は今週の名古屋ウィメンズマラソンの...
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パリ五輪ラスト1枠懸けたファイナルチャレンジのバカらしさ…MGC3位選手を蹴落とすかの歪んだ構造
「オリンピックに行きたかった……」 パリ五輪男子代表の最後の切符を懸けた昨3日の東京マラソン。設定記録の2時間5分50秒突破を狙った西山雄介(29)は日本人トップの9位で時計は2時間6分31秒。目標に41秒届かず号泣した。 ...
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伊藤美誠がパリ五輪シングルス代表絶望で号泣…中国も恐れた「大魔王」はなぜ転落したのか
女王の座から、瞬く間に滑り落ちた。卓球女子の伊藤美誠(23)が、26日の全日本選手権女子シングルス6回戦で木村香純(24)に3-4で逆転負け。今夏のパリ五輪代表選考の最終対象大会で8強入りを逃し、シングルスでの五輪切符獲得は絶望的に...
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大阪国際女子マラソン パリ五輪派遣の設定記録を破ってもメダルは夢のまた夢…28日号砲
どんな結末が待っているのか。 パリ五輪女子マラソンの代表は、昨年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で鈴木優花(24)と一山麻緒(26)が決定。残る1人は、28日の大阪国際か3月の名古屋で、設定記録の2時間21分4...
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東京五輪代表・大迫傑の持論が“暗示”…マラソンが真夏の五輪で廃止される現実味
男子マラソンで東京五輪6位の大迫傑(32)が18日、自身のSNSで3月3日の東京マラソンではなく、4月15日のボストン・マラソンに出場すると明言した。 今年のパリ五輪代表(3人のうち2人)を決める昨年のマラソングランドチャンピ...