野球
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足で稼いだ情報の積み重ねが逸材を引き寄せる 数字やデータだけでは分からない情報が武器だった
「スカウトの仕事は、その1年の選手を見ることだけではありません。来年、再来年と先を見据えて選手を見ておかないといけません」 鈴木が担当した選手には28年間のスカウト人生が詰まっている。清原和博のような突出した選手はともかく、1...
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中学時代の栗山巧を打撃指導したことがある 他のスカウトは猛反対も編成責任者に「絶対に活躍します」
鈴木が担当した4位以下の下位指名選手で最も活躍した一人は、今もユニホームを着ている。 育英高(兵庫)から2001年ドラフト4巡目で指名、21年に2000安打を達成した栗山巧(40)である。 1学年上の中島(裕之=宏之...
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他球団はノーマークの中嶋裕之をドラフト5位で指名、近鉄の名物スカウトに「脱帽です」と言わしめた
「西武のスカウトに脱帽です」 鈴木が担当し、県立伊丹北高から2000年ドラフト5位で指名した中島裕之(宏之=現・中日)について、かつて近鉄の名物スカウトといわれた堀井和人氏はこう言って悔しがった。 中島は西武以外の11...
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青山学院大・西川史礁 背中を叩くほどのフルスイングを支える強さと柔軟性
侍ジャパンでもそうだったように、強烈なフルスイングから繰り出される長打力が武器だ。 安倍昌彦氏が言う。 「フォローでバットが背中を叩きつけるくらい振れる。力の強さと、肩甲骨の可動域の柔軟性があってこそです。荒っぽい一発...
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愛知工大・中村優斗 元ロッテ首位打者の恩師に発掘された長崎の超特急
「あと3キロで160キロという大舞台に行ける。制球力が自分の武器。そこは見失わないように160キロを出せるようにトレーニングしていきたい」 3月の欧州代表戦でプロの中に交ざって侍デビュー。直球は全て150キロ台後半で、自己最速...
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関大・金丸夢斗 1位指名5球団競合は今年の登板数次第
「現時点の実力で、5球団前後が1位で競合するでしょう。投手が持つべきスキルを高いレベルで兼ね備えています」 こう言うのは、アマ球界に詳しいスポーツライターの安倍昌彦氏だ。 「速い球(最速154キロ)があって、チェンジアッ...
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明大・宗山塁 「15年ショートを任せられる」20年に1人の逸材
今秋ドラフトの超目玉が2月末の右肩甲骨骨折から驚異的な回復で、今春リーグ戦初戦の4月20日の東大戦に出場。3月の侍ジャパントップチームにも招集された遊撃の名手だ。 セ・リーグ球団のスカウトがこう言う。 「遊撃の守備はプ...
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和田一浩の外野転向&2000安打達成を支えた大きな武器
西武、中日で2000安打を達成した和田一浩(現・中日コーチ)は、県岐阜商、東北福祉大、神戸製鋼を経て、捕手として1996年のドラフト4位で西武に入団した。 この年のドラフトは、井口忠仁(資仁、青学大=ダイエー1位)、黒田博樹...
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「28年間で素材は一番」 清原以上の大砲候補を和歌山の小さな分校で見つけた
「28年間のスカウト人生で素材は一番。高校1年時の夏の大会でたまたま目についたショートがいた。リストは強いし、パワーもある。肩も強い。体も大きくて185センチくらいあった。足も50メートル6秒を切る。こりゃ、3年になったらすごく良くな...
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協約違反で契約無効になった小島弘務を巡る根本陸夫流「親分の後始末」
1989年12月、西武はドラフト外で投手の小島弘務(現・浜松修学舎高監督)を獲得した。鈴木にとっての「隠し玉」だった。 平安高(現・龍谷大平安)から駒大へ進学するも、1年夏に中退。その後、かつて和歌山を拠点にした住友金属(当...
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「水原騒動」とは日本のメディアの談話主義がロクでもない人物をのさばらせた結果だ
長嶋茂雄さんの現役最後の1974年、ヨギ・ベラ監督以下、トム・シーバー、ジョー・トーレら「ミラクルメッツ」が来日した。 私がスポーツ紙に入った秋で、試合後、メッツベンチでお茶を濁して席に戻ると先輩記者たちに囲まれた。彼らは何...
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“隠し玉”森山良二を単独1位指名した86年、根本陸夫さんは阿波野、西崎との「3頭取り」を想定していた
西武は1986年ドラフトでアッと驚く指名をやってのけた。 福岡大大濠高を経て、北九州大を中退した森山良二という無名投手を1位指名した。いわゆる隠し玉である。鈴木は言う。 「西武は森山と話ができていました。大学を中退して...
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足とパワーで昨春王者を撃破! きょう準決勝に臨む健大高崎の「低反発バット」対策
28日のセンバツ準々決勝で、健大高崎(群馬)が足とパワーで昨年覇者の山梨学院(山梨)を6-1で下し、12年ぶりに4強入りを果たした。 以前から徹底して足で相手を揺さぶる「機動破壊」を掲げていた健大高崎。26日の明豊(大分)戦...
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社会人4年目、ロッテからドラ4指名されると会見場から「あーあ」とタメ息が漏れたが…
二松学舎大付高3年時、プロ志望の私はドラフトで指名をもらえず、社会人の東芝府中に拾ってもらった。入社1年目の夏から4番を任されたが、練習はハードで高校時代とは雲泥の差だった。その後、1989年にロッテに入団した際は「プロの練習はなん...
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セガサミーは無念の退団…プロ並みだった環境と待遇、負けた時のシビアさ
私が東芝府中にいた時代は金属バットを使っていた。今、社会人野球は木製である。昔は「金属を使う社会人出身のスラッガーはプロでは大成しない」と言われたが、自分で言うのもなんだが、私はそれを覆したひとりとされる。だから「金属と木製とでは打...
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新助っ人オドーア「二軍拒否退団」で巨人むしろ万々歳 いたらいたで“お荷物”確定
開幕を3日後に控えた巨人に激震が走った。 26日、新外国人のルーグネッド・オドーア(30=パドレス)の退団が発表されたのだ。 メジャー通算178本塁打。2022年まで8年連続2ケタ本塁打を放った左の大砲は、就任1年目...
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オリ山下舜平大が侍Jデビューで2回無失点 空振り奪っても「解せない表情」の余裕っぷり
6日、初めて侍ジャパン入りした山下舜平大(21=オリックス)が、欧州代表戦の六回から登板。2回無失点に抑えた。ボールが高めに浮くなど制球に苦しみつつも、直球は最速159キロをマーク。150キロ台後半を連発し、2三振を奪った。 ...
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広岡達朗GMが自ら招聘したバレンタイン監督と「内部抗争」に…両氏の考えは正反対、水と油だった
日本初のゼネラルマネジャー(GM)は、私が初めて打点王を獲得した1995年、ロッテで誕生した。 元巨人の名選手にしてヤクルト、西武を初の日本一に導いた名将・広岡達朗さんである。かねて「日本球界にGMは必要」と提唱していて、「...
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川崎球場のトイレは「戦時中の刑務所便所」…ガラガラのスタンドでは麻雀、焼肉、流しソーメン
1989年から3年間、川崎球場でプレーした。 日曜日だけレフトスタンドの観客が増える。なぜか。球場の三塁側に川崎競輪場があり、レフトスタンドの上段からレースの様子がよく見えたのだ。夕方の最終レースになると、レフトスタンドの観...
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「野球部入部時期は?」「学費は?」…麟太郎が進学 米スタンフォード大をQ&Aで徹底解説【前編】
世界最高峰の教育機関で、新たな一歩を踏み出す。昨年、プロ志望届を提出せず、米国への留学を希望していた花巻東の佐々木麟太郎(18)が14日、名門・スタンフォード大に進学することが明らかになった。 同大は現地時間13日、麟太郎の...
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20年以上前と「お題目」変わらず…プロ野球の試合時間短縮、最も効果的な方策を教えよう
まだそんなことを言っているのか。先日、各球団の指揮官が一堂に会して行われた「12球団監督会議」。主な議題が<試合時間の短縮進行>だったと聞き、呆れてしまった。20年以上前に私が横浜(現DeNA)の監督を務めていたときも、コミッショナ...
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12連敗した遠征先はお通夜状態…小宮山悟さんは自ら肘に針を刺して流血しながらマウンドに立った
富山での焼き肉決起集会でチームの結束を固めたものの、西武2連戦も敗れ9連敗。逆転負けが5試合など接戦を落とすことが多く、味方が得点しても「いや、でもなあ……」「またひっくり返されるんじゃないか」と隣の選手と顔を見合わせる。いけないこ...
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元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?
著名人が思っていることを公にした瞬間、波紋を呼ぶケースは枚挙にいとまがない。 そこへいくと昨年はDeNAでプレー、米球界復帰を望んでいるバウアー(33)は、とにかく黙っていられないタイプなのだろう。 2021年に静岡...
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楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン
楽天の田中将大(35)といえば2013年、無傷の24連勝、防御率1.27という驚異的な成績で球団史上初の日本一に貢献。同年オフに当時の日本人最高額となる7年161億円でヤンキースに移籍し、7年間で78勝を挙げた。その後、楽天に復帰し...
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副業は? 飲食代は? 知られざるプロ野球マネー事情 現場もフロントも知る元広島・川端順氏が激白(後編)
ドジャースとMLB史上最高額となる総額7億ドル(約1015億円)のメガ契約を結んだ大谷翔平。ぜいたく税対策として約97%を「後払い」にする異例の契約が話題になった。 成績次第では大金が稼げるプロ野球の世界。ただ、謎も多い。広...
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監督賞は? ご祝儀は? 知られざるプロ野球マネー事情 現場もフロントも知る元広島・川端順氏に聞く(前編)
ドジャースとMLB史上最高額となる総額7億ドル(約1015億円)のメガ契約を結んだ大谷翔平。ぜいたく税対策として約97%を「後払い」にする異例の契約が話題になった。 成績次第では大金が稼げるプロ野球の世界。ただ、謎も多い。広...
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日本球界がメジャーへの“踏み台”に…亡命の元中日ロドリゲスが4年総額47億円超でブルージェイズ入り
中日から自由契約になっていたジャリエル・ロドリゲス(26)が日本時間18日、ブルージェイズと契約合意したことが明らかになった。MLB公式サイトが報じた。4年契約で総額3200万ドル(約47億4000万円)という。 中日と20...
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98年6月の9連敗は逆転負け5度…抑え転向の黒木が2戦連続でやられナインが疑心暗鬼に
日本中がフランスで開催中のサッカーW杯に熱狂していた1998年6月。 ロッテは18日の近鉄戦で最終回の3点リードを守れず、痛恨のサヨナラ負け。近藤昭仁監督は抑え不在の中で4連敗を喫したチームのテコ入れとして、この試合で先発し...
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殿堂入り谷繁元信氏&黒田博樹氏に早くも「監督待望論」…再びユニホーム姿を拝めるか
18日、野球殿堂博物館が今年の殿堂入りを発表し、競技者表彰のプレーヤー部門で元横浜・中日の谷繁元信(53)、元広島の黒田博樹(48)の両氏が選ばれた。 谷繁氏は現役27年でプロ野球最多となる通算3021試合に出場。2013年...
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「ベンチに盗聴器があるんじゃないか!おい、探せ!」近藤昭仁監督はスクイズ外されブチギレた
17年間のプロ生活で忘れられないのは、今でもプロ野球記録となっている1998年の「18連敗」である。 この時の近藤昭仁監督は前年の97年に就任。プロ入り以来、私は有藤通世監督、八木沢荘六監督、ボビー・バレンタイン監督ら5人の...