政治とカネ
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積年の悪政、成れの果て 自公は「決裂」ではなく「共倒れ」
自民党の派閥パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法の改正をめぐり、合意文書を交わしたはずの自公が具体的な法案の中身で決裂。自民は17日、単独で衆院に改正案を提出した。野党は、立憲民主党と国民民主党、衆院会派「有志の会」が改正案を来...
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自民・二階元幹事長の入院で不穏…衆院和歌山2区は「三男の世襲」か「世耕弘成氏の鞍替え」か
地元有権者の意向は不明だが、“二階王国”は維持に向かって突き進んでいる。 今期限りの政界引退で裏金事件を乗り切った自民党の二階俊博元幹事長(85)の三男・伸康氏が17日、次期衆院選で和歌山2区から立候補すると表明した。会見し...
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パー券の公開基準を5万円、10万円引き下げるだけで大騒ぎ…自民「プライバシー配慮」の意味不明
自民党は16日午前、総務部会と政治刷新本部作業部会の合同会議を党本部で開き、裏金事件の再発防止に向けた政治資金規正法改正の条文案を了承した。 改正案では、収支報告書が適正に作成されているかを確認しないまま議員が「確認書」を会...
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【東京佐川急便事件】異聞(261)大野恒太郎検事は調書朗読事件では責任を問われなかった
一方、東京地検特捜部副部長の佐渡賢一の部下で裏付けのない政治家実名調書の証拠請求にかかわった東京地検特捜部検事、大野恒太郎。 その件では責任を問われることはなく、金丸信の脱税事件捜査などを経て1994年に法務省刑事局参事官。...
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機密費バラマキ…自民党の「わーたしーはやっていない」を誰が信じる?
中国新聞の大スクープが注目を集めた。2013年の参院選の際、安倍晋三が自民党公認候補に現金100万円を裏で渡していた疑いを報道。 また、自民党政権で官房長官を務めた人物が、国政選挙の候補者に官房機密費を使い現金を渡していたこ...
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大丈夫か?自民党 やっていることは何から何まで「自爆テロ」
自民党は大丈夫か──裏金事件への無反省を通り越し、最近は国民の神経を逆なですることばかり繰り返している。もはや政権与党として正気を失っているとしか思えないのだ。 16日午前には総務部会と政治刷新本部作業部会の合同会議を開催。...
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【東京佐川急便事件】異聞(260)仕事の失敗を仕事の成功で取り返した「検事ばか」の逆転劇
金丸信の5億円闇献金事件の捜査を指揮した特捜部副部長の佐渡賢一。検察が捜査批判を浴びた責任をとらされる形で閑職に左遷されたが、検事総長の吉永祐介の抜擢でリクルート事件の控訴審を担当。持ち前の緻密な捜査で事件のポイントとなる「請託」の...
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いよいよ都民にも「出番」がやってきた 今度の都知事選は国政にとっても極めて重大
6月23日の今国会の会期末まで1カ月余りとなったが、焦点となっている政治資金規正法改正案を巡る自民、公明両党の調整が今も難航している。 公明は裏金事件の“温床”となった政治資金パーティー券の購入者の公開基準について、現行の「...
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自民・二階俊博氏三男の世襲出馬で大懸念 二階氏が森元首相と同じ「第二のキングメーカー」になる日
《次回不出馬を理由に党内処分を免れ、息子に地盤を譲るって、何じゃそりゃ》 自民党の二階俊博・元幹事長(85)の三男で、公設秘書の伸康氏(46)が次期衆院選の新和歌山2区から立候補する意向を固め、17日にも和歌山県田辺市で記者会...
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自民・麻生副総裁やりたい放題…飲み食い豪遊に年1900万円超! 脱税疑惑の巨人坂本に匹敵
巨人の坂本勇人内野手(35)に脱税疑惑が持ち上がっている。税務調査で年間2000万円、直近5年間で総額1億円もの過大経費計上が確認されたという。「夜のクラブ活動」をめぐり、当局と見解の相違があるようだ。 その勢いで「政治とカ...
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献金、交付金、官房機密費などの使い道を公私混同する自民党の腐り切った体質
中国新聞のスクープだ。2013年7月の参院選で、ある候補者が当時の安倍総理から陣中見舞いに受け取った100万円が官房機密費から出された可能性があるというのだ。官房長官経験者の証言だという。 しかし各メディアはこれをほとんど報...
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【東京佐川急便事件】異聞(259)「国会へ通じる地下トンネルを通った」との調書が「突破口」
東京高検特別公判部長の佐渡賢一は、東京地裁が元官房長官の藤波孝生に対し無罪を言い渡したのは、リクルート会長の江副浩正が藤波に省庁の青田買い防止などの請託をしたとされる1984年3月15日の9日後の24日に、リ社幹部が江副のフォローア...
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本質は自民に退場を迫ること 規正法改正をめぐる大マスコミの噴飯報道
ホント、自民党は往生際が悪い。いつまで、めくらましの茶番劇をやっているのか。 政治資金規正法の改正案を巡り、自民党と公明党が、珍しく内輪モメをつづけている。大手メディアも「規正法改正案 条文化巡り自公混乱」「与党案 共同提出...
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懲りない自民党「政活費+機密費」で年間30億円の裏金温存 規正法改正でも目に余る往生際の悪さ
ミゾは埋まらなかった。岸田首相が14日昼、官邸で公明党の山口代表とランチ会談。今国会中の政治資金規正法の改正に向けた話し合いは平行線をたどった。山口代表は会談後、従来と変わらず、野党との協議も重視する考えを強調した。 与党合...
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“妄想センセー”鈴木馨祐議員を待つ厳しい選挙戦 自民裏金事件を政局話に矮小化する姑息
「(政治資金問題の)再発防止と自民党の力をそぎたいという政局的な話がごっちゃになっている」──。政治資金規正法の改正をめぐり、自民党政治刷新本部座長の鈴木馨祐衆院議員が12日のNHK番組で被害妄想を口走った結果、大炎上している。自民の...
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【東京佐川急便事件】異聞(258)佐渡賢一は吉永祐介から緻密な仕事ぶりを買われていた
リクルート事件で受託収賄の罪で起訴された元官房長官の藤波孝生に対する東京地裁の無罪判決。面目を失った検事総長の吉永祐介は、特捜検事として藤波を取り調べた佐渡賢一を、控訴審の戦闘正面を担う東京高検特別公判部長に抜擢した。 吉永...
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すべてに後ろ向きな謎解き 「反省」どころか「悪い」と思っちゃいない自民党
この連中の図太さ、無神経は一体何なのか。 自民党の裏金事件を巡り、離党に追い込まれた世耕前参院幹事長の地元で、森山総務会長が世耕を“ウルトラ擁護”だ。 和歌山市の自民党県連で11日に開催された「政治刷新車座対話」終了...
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自民・塩谷立氏に議員辞職を迫った“一般人”森喜朗元首相の何サマ…《まるで「マフィア」》
《「元総理大臣」というだけで、有権者から選ばれた国会議員を呼び出し、「辞めろ」と迫る異常》《「自民党」という組織はまるで「マフィア」のようだ》――。 SNS上でも驚きの声が尽きない。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件...
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政倫審「みんなでサボれば怖くない」…自民・参院裏金議員が全員欠席の言語道断
自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、衆院の政治倫理審査会(政倫審)は14日、派閥からキックバックされたカネがあったにもかかわらず、政治資金収支報告書に記載していなかった安倍、二階両派の議員44人に対する審査を議決。田中和...
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政治資金規正法の与党改正案「評価せず」79%、所得増「年内実現せず」90%=共同通信調査
政治資金パーティーはパー券購入者の公開基準を下げるだけで温存、政策活動費の使途報告に関してはうやむや──。抜け道だらけの政治資金規正法改正の与党案に国民は呆れかえっている。 共同通信社が11~13日に実施した全国電話世論調査...
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【東京佐川急便事件】異聞(257)金丸5億円事件の捜査を指揮した佐渡副部長の転落と復活
東京地検特捜部長の五十嵐紀男の下で金丸信の5億円闇献金事件の捜査を指揮した副部長の佐渡賢一は、金丸の取り調べ抜き上申書による罰金処理や政治家の実名調書朗読事件などで厳しい検察批判が起きた責任を問われ、事実上、左遷された。1993年1...
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剥がされた安倍晋三「偽善の顔」 改めて「底なし腐敗」自民とカネ
今月9日、中国新聞デジタルが報じたスクープが関係者の間でちょっとした話題となっている。2013年7月の参院選で安倍元首相が自民党公認候補者に現ナマ100万円を渡した疑いがあるというものだ。当事者である候補者が中国新聞の取材に応じ、安...
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NHK「日曜討論」で陰謀論炸裂のア然…政治改革は「自民の力を削ぐ政局」のトンデモ発言
厚顔無恥とはこのことだ。自民党の裏金事件に端を発した政治資金規正法改正をめぐり、当事者からトンデモ発言が飛び出した。政治改革をテーマに与野党の実務者が顔をそろえた12日のNHK「日曜討論」で、抜け穴だらけの与党案に批判が集中。すると...
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裏金離党処分の世耕弘成氏に自民は“刺客”立てず?《党内処分も「なんちゃって」》の声
《政治資金規正法の改正案も「なんちゃって」。連座制も「なんちゃって」。おまけに党内処分も「なんちゃって」。もう解党しかないやろ!》 《これは偽装離党だろ》 SNS上では批判の声ばかりが目立つ。自民党の森山裕総務会長(79...
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会計責任者の初公判尻目に安倍派は3分裂 「数は力」の論理で裏金議員せっせと“新派閥”づくり
実態解明の糸口は出てくるのか。自民党の裏金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪に問われた安倍派事務局長で会計責任者の松本淳一郎被告(76)の初公判が10日、東京地裁で開かれた。松本被告が起訴内容を大筋で認めた一方、検察は収支報...
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森元首相が月刊文春で漏らした自民党と清和会の正体
自民党の裏金事件が表沙汰になってから5カ月あまり。一連の事件では初の正式裁判が10日、東京地裁で開かれた。初公判に臨んだのは、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪に問われた安倍派(清和会)の事務局長で、会計責任者の松本淳一郎被告(76...
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【東京佐川急便事件】異聞(256)金丸を脱税事件で逮捕したら仙谷さん、びっくりするだろうな
元東京地検特捜部長の五十嵐紀男の話はつづく(太字部分は「法と経済のジャーナル」から引用)。 5億円配布事件は、「告発3万件」と報道されていたが、実態は告発内容その他全文を印刷したはがきに告発者の名前だけ記入した明白な組織的告...
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裏金を自民は絶対手放さない!政治資金規正法改正「与党案」政活費“温存合意”でクッキリ
絶対に「掴み金」を手放す気はないようだ。自民党の裏金事件を受けた政治資金規正法改正を巡り、自公両党が9日、与党案の大筋合意にこぎつけた。週内決着の日程ありきで合意を急いだため、肝心の中身は生煮えだ。 政治資金パーティー券購入...
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【東京佐川急便事件】異聞(255)金丸事件の処分に不服の社会党議員団が来庁。特捜部長は身構えたが…
ここからは、金丸事件の捜査の舞台裏であった野党政治家と検察がかかわるエピソードを紹介する。 東京地検特捜部が1992年9月28日、5億円の闇献金を受け取った金丸信から政治資金規正法違反の容疑を認める上申書の提出を受けて取り調...
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中国新聞が安倍元首相「現金100万円手渡し」報道… “こんにゃく”疑惑で真実味帯びる「森友事件の100万円寄付」
《「選挙に強い安倍自民」の最大の理由がコレだったのか》《派閥議員らにとって、安倍さんはカネを配る「花咲か爺」のような存在だったんだな》――。SNS上では揶揄する声が目立つ。 「中国新聞デジタル」が9日、故・安倍晋三元首相が201...