プロ4年目野手で初の年俸2億円超え DeNA牧秀悟「ないです!」断言のメジャー挑戦“Xデー”

公開日: 更新日:

「まさかこんな金額をもらえるとは思っていなかった……」

 DeNA牧秀悟(25)が昨20日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、ほぼ倍増となる1億1000万円アップの年俸2億3000万円でサインした。

 3年目の今季は全143試合に4番で出場し、打率.293、29本塁打、103打点で初の打点王、164安打で最多安打の2冠を獲得。2年連続で二塁手部門のベストナインに輝いた。

 プロ4年目での年俸2億円超えは、2007年ダルビッシュ(日本ハム)、15年大谷(日本ハム)に並ぶプロ野球史上最速タイ。野手では史上初となった。来季は主将に就任する。

 3月のWBCでは侍ジャパンの一員として世界一に貢献。11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでも若手中心の日本代表に選ばれ、主将を務めた牧には大きな夢があるという。球界関係者がこう言った。

「WBC出場野手でメジャー志向が強いのは、ヤクルト・村上、巨人・岡本、そしてこの牧です。DeNAでは今オフ、8年目を終えた今永がポスティングを容認されてメジャー挑戦する。野手では筒香が年俸4億円に達した10年目の19年オフに認められています。DeNAではこの『4億円』が、チーム最高給の目安となっている。牧は筒香をはるかに上回るハイペースで昇給している。来季以降もタイトルを取り続けるようなら、4億円まで1、2年で到達するでしょう。そうなった時がメジャー挑戦にゴーサインが出るタイミングかもしれません」

 前日に契約更改を行った今季最多勝の東は「メジャー挑戦? ないです!」とキッパリ否定したが、球団は牧を引き留めようと、気前良く給料を上げれば上げるほど、かえって流出を早めることになりかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる