来月から松本人志と文春の裁判…週刊誌の興亡、この一戦にあり!

公開日: 更新日:

「週刊文春」は便所紙にはならない。

 橋下徹元大阪府知事は、文春(2月8日号)の「松本人志問題『私はこう考える』」で、文春に書かれた側は、社会的に抹殺され、最後は命を絶つ場合もあるのだから、書く側には覚悟と責任を意識してもらわないと困る、単なるのぞき見趣味では便所紙雑誌だと語った。

 昔、新聞紙は重宝したものだった。紙面をろくに読まなくても、弁当の包み紙や畳の下に敷いたり、小さく切って便所の落とし紙にも使えた。

 だが今は、トイレが水洗になったため、新聞や週刊誌は便所紙にもならない。

 したがって、クソの役にも立たない新聞が売れなくなるのは当然である。多くの週刊誌も同様だが、文春だけが時代の寵児足り得ているのはなぜか。それは、週刊誌の原点を守り続けているからだと、私は考える。

 1956年に週刊新潮が創刊し、新聞社系週刊誌をあっという間に駆逐したのは、新聞、テレビができない権力者の金と女問題を暴き、彼らの正体を満天下にさらしたからであった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる