二田一比古
著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

松本人志の「穴」を埋めるMCならいくらでもいる…できる芸人は多種多彩、粒揃ろい

公開日: 更新日:

 テレビ朝日65周年記念特番「MC芸人・奇跡の一夜よくぞ集まったSP!!」が17日に放送された。現在、テレ朝系のバラエティー番組でMCを務める総勢24人の芸人が1部.2部に分かれて集合。ゲームやトークで沸かせた。レギュラーを何本も持つ人気芸人を一堂に集めること自体が大変な作業。かなり前から準備していたはずだが、放送した日は松本人志と週刊文春の第1回口頭弁論が3月28日に開かれることが決まった直後という絶妙なタイミングだった。

 性加害疑惑で松本が休業宣言して以降、「抜けた穴は大きい」「ポスト松本は誰か?」といった松本のいないバラエティー界を不安視する論調が見受けられたが、特番に集まった顔ぶれを見れば、なんの心配もない。MCのできる芸人は多種多彩、粒が揃っていることを再認識した。他局でMCを務める東野幸治岡村隆史らを合わせれば、優に30人を超える芸人がいる。松本がいなくなっても、「大騒ぎする必要はない」と特番は語っているかのようでもあった。

 芸人が所属する事務所名のテロップを入れたことに意図的なものを感じた。千鳥やかまいたちら吉本芸人だけでなく、他の芸人の所属事務所の名前もご丁寧に入れてあった。芸人=吉本と思われがちだが、あえて事務所名を出した背景には、「吉本以外の事務所に所属する芸人がテレ朝のバラエティーでMCをやっています」というアピールのようにも見えた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる