二田一比古
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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「月9」も苦戦の連続…巻き返しに必死なフジテレビは空回りしているようにしか見えない

公開日: 更新日:

「やっぱり、楽しくなければフジテレビじゃない」のキャッチフレーズでスタートしたフジテレビ秋の大改編。やっぱり、低迷脱却の兆しは見えなかった。他局との差は広がり、後ろからはテレビ東京が迫る。

 改めて新聞のラテ欄を見ると、フジの現状を予測していたかのように見える。ラテ欄は左から数字の少ない順に並ぶ。“1”のNHKに“4”の日本テレビ、“6”(TBS)と続き、以前だったら次は“8”のフジだった。03年、テレ朝が“10”チャンネルから“5”へ、テレ東が“12”から“7”に変更。おかげでフジは一番右端に追いやられた。

 新聞記事は縦書きで右から読むが、横書きのラテ欄は左から読むのが習性。右端に番組表が載るフジは見落としやすくなる。ラテ欄にまで見放されたようだが、テレビ史を振り返ればフジには語り継がれる黄金期があった。

 1980~90年代にかけて、フジは人気番組が目白押しだった。早朝の「めざましテレビ」に始まり昼はタモリの「笑っていいとも!」から小堺一機の「ライオンのいただきます」。

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