桧山珠美
著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

氷川きよしが感極まって泣き出し…「うたコン」を見て今年の紅白歌合戦を考えた

公開日: 更新日:

NHK紅白歌合戦」出場歌手が発表される季節がやってきた。

 先日、いち早く司会が発表されたが、橋本環奈起用に、まさかや~の声多数。昨今は主に朝ドラヒロインから選ばれていたので、通例なら「ちむどんどん」のヒロイン黒島結菜が起用されるところ。それだけにさまざまな臆測も。もっとも、話題になれば「紅白」が注目されるわけで、それもNHKの狙いだろう。

 今年はデビュー50周年のユーミンや昨年辞退した松田聖子、デビュー40周年の中森明菜工藤静香Cocomiの母娘共演などなど、気になる話題が多い。NHKも力が入っているに違いない。

 忘れてならないのが氷川きよし。年内で歌手活動休止を発表。その氷川が1日「うたコン」に出演。活動休止前の最後の出演ということでNHKの映像で振り返る氷川の「初めて」特集を。

 2000年、NHK初出演、「箱根八里の半次郎」を歌う映像、商店街を練り歩く姿、「やっぱり演歌やっててよかったと思いますね」と楽屋でインタビューに答える様子、デビュー10カ月での「紅白初出場」。

 それらを見て最初は笑っていた氷川の顔が徐々に曇って、ついには泣き出した。「多くのみなさんに応援していただいて……」「ここまで歌わせていただいて感謝の気持ちでいっぱいです」と。そして昨年「紅白」で歌った美空ひばりの「歌は我が命」を熱唱後、「これからも歌とともに生きてまいります。でも、ちょっとだけお休みをいただきます。またお会いできるのを楽しみにしています」と挨拶。果たして氷川の胸に去来したものは。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる