竹内結子さん突然の訃報で「産後うつだったのか?」の声

公開日: 更新日:

 女優・竹内結子さん(40)の27日の訃報に、業界内には「産後うつだったのか?」と勘繰る向きもある。

 竹内さんは昨年2月に俳優の中林大樹(35)と再婚し、今年1月に次男を出産したばかりだ。

「ドラマ『ストロベリーナイト』で演じた女性刑事のように、クールビューティ―で強い女性というイメージもありますが、プライベートの竹内さんは、どちらかと言えば“繊細”なタイプですね」(芸能プロ関係者)

 とはいえ、竹内さんはすでに子育てを経験済みだ。2005年6月に歌舞伎役者の中村獅童(48)と結婚(08年に離婚)し、同年11月に長男を出産している。「寂しい思いをさせたくないという気持ちもあったのでしょうが、とにかく長男を溺愛していた」(知人)という。

 ただ、表紙を飾った女性誌「LEE」の最新号(10月号)のインタビューでは、こう話していた。

「実は2度の出産で仕事を離れることには不安がありました。特に長男のときは、私の代わりはいくらでもいると思っていて、怖くてたまらなかった」

 その一方で、今は育児とステイホームが重なり、家で過ごす時間が長くなったことで、「40代も仕事という軸は持ちながら、家族との時間を楽しんでいきたいですね」と、明るく前向きにも語っていた。

 ちなみに産後うつは出産後、数週間から数カ月、うつ状態が続くことをいう。女性ホルモンの急激な変動に加え、子どもの夜泣きや授乳、おむつ替えによる睡眠不足や疲労などが原因になる。

 公認心理士の潮英子氏によると、産後うつは第一子に限らず、第二子出産後に陥るケースもあるという。

「いいお母さんにならないといけない、子育てを完璧にしないといけないと考える“優等生タイプ”の女性によくみられ、『明るそうに振る舞っていた』とか『旦那さんが子育てに協力的に見えた』のに……というケースもあります。周囲に頼り、子育てへの協力を積極的に仰ぐことが産後うつの回避につながりますが、コロナ禍の影響でそれもままならず、産後うつを一層こじらせてしまった可能性はあります」(潮英子氏)

 竹内さんが産後うつだったかどうか、今となれば知るよしもないが、何か“予兆”はあったのかもしれない。

 ◇ ◇ ◇

【相談窓口】

■日本いのちの電話連盟

 ●ナビダイヤル 0570・783・556
  午前10:00~午後10:00

 ●フリーダイヤル 0120・783・556
  毎日:午後4:00~午後9:00
  毎月10日:午前8:00~翌日午前8:00

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる